台風5号の影響で長崎県の離島は20日、記録的な大雨となり、気象庁は同日午前10時5分、対馬と五島列島に警戒レベル5に相当する大雨特別警報を発表した。国が昨年7月の西日本豪雨の教訓を受けて5月に運用を始めた5段階の防災気象情報のうち、最も警戒が必要なレベル5相当の発表が出たのは初めて。
気象庁の梶原靖司・予報課長は20日午前11時に記者会見を開き、「直ちに命を守るために最善を尽くす必要がある状況だ。すでに災害が発生している可能性が極めて高い。あらかじめ指定された避難場所に向かうことにこだわらず、川やがけから少しでも離れた場所で安全を確保してほしい」と呼び掛けた。
大雨特別警報が出されたのは、五島市▽新上五島町▽西海市の一部▽小値賀町▽佐世保市の一部▽対馬市――。五島市全域に避難指示が出され、その他の自治体も避難勧告を出した。
気象庁によると、大型の台風5号は20日正午現在、朝鮮半島の西を北北東に進んでいる。台風から暖かく湿った空気が入り込み、対馬や五島列島付近には積乱雲が連なって大雨をもたらす「線状降水帯」が発生。対馬市や五島市では1時間に100ミリを超す猛烈な雨を観測、記録的短時間大雨情報が出された。新上五島町で午前10時までの12時間雨量が344・5ミリ、五島市でも午前10時10分までの12時間雨量が312ミリに達し、いずれも7月のそれぞれの地点の12時間雨量の最多記録を更新した。
長崎県警や消防によると、新上五島町・中通島のそれぞれ別の場所で雨漏りを修理していた2人が病院に搬送されたが軽傷だった。中通島北部の津和崎地区では道路が土砂崩れで寸断され、100世帯以上が孤立している。五島市・福江島の岐宿町では、民家の裏山が崩れ土砂が民家に流れ込んだ。住人は避難して無事という。
気象庁によると、九州北部では21日正午までの24時間に多いところでさらに150~200ミリの大雨が降るとみられ、引き続き警戒を呼びかけている。【柿崎誠、吉住遊、中里顕、信田真由美】
https://mainichi.jp/articles/20190720/k00/00m/040/065000c
2019-07-20 05:28:00Z
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